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後藤 頼男
Annals of Nuclear Energy, 19(2), p.99 - 104, 1992/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.36(Nuclear Science & Technology)高温ガス炉のような黒鉛を用いる原子炉や高速炉では六角形の燃料集合体が利用されている。このような炉の原子炉計算には近代ノード法が有効である。この論文では六角燃料集合体に強い吸収棒が挿入されている場合の応答行列を計算した。計算結果から判ったことは、応答行列を計算する場合に用いる、六角燃料集合体の一辺で平均した入射中性子についての境界条件が充分でないことである。この困難を克服するために、半面で平均した入射中性子流を用いる計算法を四角形の燃料体について明示した。これを六角形の燃料集合体に応用することも可能であることも示した。
後藤 頼男
Annals of Nuclear Energy, 18(8), p.455 - 465, 1991/00
被引用回数:3 パーセンタイル:40.77(Nuclear Science & Technology)PWRの燃料アッセンブリをひとつのノードと考えると、原子炉計算は応答行列法を用いると非常に容易になる。勿論燃料アッセンブリは非均質体系であるが、最近開発された非均質因子を導入すると「等価定理」が利用できて、反応率を保存した拡散コードによる均質計算が出来る。均質計算の結果を非均化するには、単一燃料アッセンブリの計算による補正因子をかければ良い。正方形についての応答行列の計算には群論が用いられているが、応答行列を求める場合の群の既約表現による境界条件が不充分であることが明らかになった。この欠点を改良するため正方形の一辺の半分についての入射カーレントを定義した。この計算法によると前述の境界条件が合理的なものとなる。
後藤 頼男
Annals of Nuclear Energy, 14(8), p.451 - 454, 1987/08
被引用回数:3 パーセンタイル:51.52(Nuclear Science & Technology)吸収棒のある対称非均質ノード応答行列の計算法を拡散近似で形式化した。対称であるノードの既約表現を用いることにより、応答行列の計算は非常に簡単になった。このようにして求めた応答行列は、時間-空間に依存する原子炉の解析に有用である。
中川 正幸
JAERI-M 8138, 197 Pages, 1979/01
高速臨界集合体中で測定された種々の核特性値の解析手法を研究し、ナトリウムポイド反応の解析に応用した。まず非均質系で積分型輸送方程式を解くSLAROMコードを開発し、JAERI Fastセットを用いて、種々の体系のNaボイド反応度を解析した。この時中性子ストリーミング効果を考慮することにより精度が良くなることを示めした。また詳細スペクトルコードESELEM5を作成し、ZPPR-2とMZAにおける実験を解析して、炉定数による結果と比較検討した。詳細法の方が10~15%正の側になることが分かった。また炉定数の精度改良として弾性除去断面積の遮蔽因子を作成し、実際の解析も行った。このように本報告は、Naボイド反応度の解析手法、コード、解析モデル、解析結果についての研究成果を綜合的にまとめたものである。
黒井 英雄; 三谷 浩; 弘田 実彌
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(3), p.139 - 145, 1973/03
高速炉系に於ける反応度価値の解析には通常群分けされた摂動論が用いられ、特に軽い核種に於ける実験値との不一致の大きいことが指摘されている。摂動論の群分けの効果が反応度価値解析に与える影響がThin Sample近似を用いて理論的及び数値的に検討された。その結果、散乱断面積の大きい核種の中心反応度価値の解析には群分けの効果が非常に大きいこと及び中心からはなれるに従ってその効果が減らして行くことが判明した。又非弾性散乱による摂動効果に関しては特にブランケット炉心境界附近に於いて群分けの効果が相当大きいことが指摘された。これらの結果を総合して適当な郡分けを行った70群程度の解析が軽い核種の中心反応度価値の解析に必要であることが明らかとなった。